Microsoft DMARC要件チェック
Outlook.com向けに公開SPF、DMARC、主なDKIMセレクタをチェック。認証は実際のメールで確認します。
Microsoft要件チェックで確認できることは?
公開SPF・DMARCレコードと、主なDKIMセレクタを確認します。DNSの基準確認として使い、そのうえで対象プラットフォームから送ったメールでSPF、DKIM、DMARCアライメントをテストします。公開レコードだけでは、Outlook.comでの受信は証明できません。
要件は2026年9月28日に確認済み。出典: Microsoftの550 5.7.515ガイダンス。メール単位の診断手順はこちら: 550 5.7.515修正ガイド.
メール認証ナレッジベース
Microsoftの要件準拠を証明できますか?
Microsoft要件チェックは、公開SPF・DMARCレコードを確認し、主なDKIMセレクタを調べます。本番のメールがSPF、DKIM、DMARCアライメントをパスするかは判断できません。同じ送信プラットフォームからメールを送り、認証結果を確認してください。
Outlook.comの認証要件の対象は?
Microsoftは550 5.7.515を、同じ表示上のFromドメインで、Outlook.com、Hotmail、Live.com、MSNなどの個人向けサービスに1日5,000通以上送るドメインについて定めています。Microsoft 365テナントでの拒否全般に当てはまる診断ではありません。
SPFにincludeは必須ですか?
いいえ。SPFレコードは送信元IPアドレスを直接許可できます。問題はレコードにinclude:があるかではなく、メールの実際の送信元がReturn-Pathドメインで許可されているかです。
DKIMが未確認なら、署名は無効ですか?
いいえ。このツールは主なセレクタを調べます。送信プラットフォームが別のセレクタを使うこともあります。メールのDKIM-Signatureヘッダーかプロバイダーの設定でセレクタを確認し、そのセレクタを照会したうえで、新たに送ったメールで検証してください。
DMARCをp=rejectにする必要は?
この要件では、有効なp=none、p=quarantine、p=rejectのどれでも認められます。メールではSPFとDKIMの両方がパスする必要があり、DMARCをパスするには、パスした識別子の少なくとも1つが表示上のFromドメインと一致する必要があります。ポリシーを強めるだけでは、認証は直りません。
Palisade MCPで結果を調べるには?
結果に用意されたMCPプロンプトをコピーし、Palisadeをアシスタントに接続します。プロンプトには、チェックしたドメインとDNSの結果が含まれます。Palisadeは利用可能なレポートと該当タスクを確認し、レビュー用の修正案を提示し、承認後の公開を経てDNSを検証できます。外部DNSへの公開は、承認済みのプロバイダーアクセスか、アプリのスマートDNS設定で行います。その後、実際の送信経路で再テストしてください。
Microsoftの要件の要はDMARC。押さえるべきDMARCタグは次のとおりです。
- vバージョン
- バージョンタグはDMARCレコードに必須で、値は「DMARC1」に限られます。値が正しくない場合やタグがない場合、DMARCレコードは無効とみなされ、無視されます。
- pポリシー
- DMARCポリシータグは、DMARCに失敗したメールについて3つの値を取ります。noneは隔離・拒否を求めず、quarantineは不審なメールとしての扱いを、rejectは受信拒否を求めます。最終的な処理は受信側が決め、p=noneでも別の仕組みで振り分けや拒否をする場合があります。集計レポートは、ruaタグで別途要求します。
- rua集計レポートの送信先
- 集計レポートの送信先を「mailto:」形式のURIで指定します。受信側のメールボックスプロバイダーがこの宛先に集計レポートを送ります。必須ではありませんが、省略するとレポートは届きません。
- ruf失敗レポートの送信先
- 失敗(フォレンジック)レポートの送信先を「mailto:」形式のURIで指定します。失敗レポートを送る受信側プロバイダーはここへ届けますが、送らない事業者も多くあります。このタグがないと失敗レポートは届きません。
- spspポリシー
- サブドメインのポリシーは、特に指定がない限り、前述のメインドメインのポリシータグ(p=)を継承します。指定できる値はドメインのポリシーと同じく「none」「quarantine」「reject」です。ただし、現在の運用ではあまり使われていません。
- adkimDKIMアライメント
- DKIM署名のアライメント、つまりDKIMのドメインとヘッダーFromの送信元ドメインとの一致を指定するタグです。値は「r」(relaxed)と「s」(strict)です。既定の「r」はドメインの部分一致を許容し、「s」はドメインの完全一致を求めます。
- aspfSPFアライメント
- SPFアライメント、つまりSPFのドメイン(送信元)とヘッダーFromのドメインとの整合性を指定するタグです。値は「r」(relaxed)と「s」(strict)の2つです。既定は「r」で、ドメインの部分一致を許容します。一方「s」では、ドメインの完全一致が必要です。
- fo失敗レポートの条件
- 失敗レポートのオプションは「0」「1」「d」「s」です。既定の「0」は、SPFとDKIMのアライメントがどちらもパスしない場合にのみ失敗レポートを生成します。「1」は、SPFかDKIMのどちらかがパス以外の結果になった場合に使います。「d」はDKIMの検証失敗、「s」はSPF関連の問題についてレポートを生成します。失敗レポートを実際に受け取るには、「ruf」タグの指定が必要です。
- rf失敗レポートの形式
- 失敗レポートの形式は「afrf」と「iodef」の2つから選べます。
- pct適用割合(旧仕様)
- 旧来の適用割合タグは、DMARCに失敗したメールの一部にだけquarantineやrejectを適用するよう受信側に求めるものでした。受信側の実装がばらついたため、RFC 9989でpctは廃止されました。新しいレコードでは省略し、集計レポート、ポリシー全体の変更、送信量の少ないサブドメインで段階的に移行します。
- riレポート間隔
- レポート間隔は、XMLレポートを受け取る頻度を秒単位で指定します。標準値は86400秒で、1日1回のレポートにあたります。ただし、指定した間隔にかかわらず、インターネットサービスプロバイダー(ISP)は通常、独自のスケジュールでレポートを送ります。多くの場合、それも1日1回です。