サンプルレポート
スパム判定が1通のメールについて返す内容:判定スコア、3つの区分、影響順の修正、メールのヘッダーです。
レポート
サンプルレポート: acme.example
Palisadeの無料ツールで作成。ホワイトラベル顧客レポートはアプリで。
サンプル結果: acme.example
実例:Mailchimpで一度も認証していないドメインから送ったMailchimpのキャンペーンです。 自分でテストする
判定スコア
49/100 · 評価F
高いほど良好。
評価できた94点で算出しています。
高リスク。DMARCとIPブロックリストのチェックの失敗により、点数に関係なくこの判定です。修正すべき問題は7件、まずはDMARC判定から。
段階と評価は点数ではなくDMARCとIP掲載状況の失敗で決まります。
優先順に修正
影響の大きい順です。各項目に、検出内容、受信側が重視する理由、変更点を示します。
DMARCは、SPFまたはDKIMがpassし、Fromドメインと一致したときにpassします。DMARCのfailは、Fromアドレスを正規の送信元に結び付けられなかったことを全受信側に伝えます。強化されたポリシーの下では、メールは隔離または拒否されます。
- 失敗: DMARC判定:SPFもDKIMも、Fromドメインと一致するpassがありません。
修正
SPFもDKIMも、acme.exampleと一致するpassがありません。まずアライメントを修正してください。一致したDKIM署名は転送後も維持され、長く有効です。
出典: RFC 9989 (DMARC)
受信側は、本文を読む前に接続元IPを公開ブロックリストで照会します。主要リスト(Spamhaus、SpamCop、Barracuda)への掲載だけで、拒否や迷惑メール扱いになります。小規模リストの影響は小さいものの、無視はできません。
- Spamhaus ZEN掲載なし
- SpamCop (SCBL)削除を申請掲載
- Barracuda (BRBL)未確認:リストが当社リゾルバーに無応答。未評価
- UCEPROTECT Level 1掲載なし
- PSBL掲載なし
- Mailspike掲載なし
- DroneBL掲載なし
修正
198.51.100.24はSpamCop (SCBL)に掲載されています。原因(乗っ取られたアカウント、オープンリレー、質の悪い宛先リスト)を特定・修正し、掲載元で削除を申請してください。削除後に再テストします。
DMARCレコードはFromドメインの_dmarcに公開し、認証に失敗したメールの扱いとレポートの送付先を受信側に伝えます。レコードがなければ、なりすましは止まりません。p=noneでは観察のみで、p=quarantineかp=rejectで阻止されます。
- 合格: 公開状況:v=DMARC1が公開されています。
- 注意: ポリシー:p=none:失敗は報告されますが、メールは配信されます。
_dmarc.acme.example TXT
v=DMARC1; p=none; rua=mailto:dmarc@acme.example修正
acme.exampleはp=noneです。受信側は失敗を報告しますが、なりすましも配信します。正規の送信元がすべてpassしたら、p=quarantine、次にp=rejectへ移行してください。
BIMIも評価可能に:合格すれば最大3点加算。
SPFは、ドメインの名義で送信してよいサーバーを公開する仕組みです。受信側はReturn-PathドメインのSPFレコードを参照し、接続元IPを照合します。DMARCに必要なのはFromドメインと一致したpassです。無関係なバウンスドメインでのpassは、Fromアドレスについて何も証明しません。
- 合格: SPF結果:mail.mcsv.netが198.51.100.24を許可。
- 失敗: 一致:Return-Path bounce@mail.mcsv.netはacme.example外。
修正
SPFはacme.exampleではなくバウンスドメインでpassしたため、DMARCに役立ちません。acme.exampleで独自のReturn-Path(多くのサービスでは独自バウンスドメインやMAIL FROMドメインと呼びます)を使うか、一致したDKIM署名を使ってください。
DKIMは秘密鍵でメールに署名します。公開鍵は署名ドメインとセレクタの下でDNSに置かれます。検証に成功し、ドメインがFromドメインと一致する署名は、受信側にとって最も強い認証シグナルです。転送後も維持されます。
- 合格: 署名の検証:k1._domainkey.mailchimpapp.netが一致。
- 失敗: 一致:Fromドメインではなくmailchimpapp.netの署名です。
修正
DKIMの検証は成功しましたが、署名ドメインがacme.exampleと異なるため、DMARCには役立ちません。サービスの独自署名ドメインを設定し、acme.exampleで署名されるようにしてください。
フィルタは古いメールクライアントと同じようにHTMLを解析します。閉じていないタグ、隠しテキスト、iframeやscript、大量のリンク、文字のほとんどない画像は、文面に関係なくスパムの構造と見なされます。
- 合格: テキストパート:HTMLと代替のテキストパートの両方があります。
- 合格: リンク数:文字とリンクのバランスは良好です。
- 失敗: 文字と画像の比率:ほぼ画像で文字が少なく、スパムフィルタが反応する典型例です。
修正
指摘項目を修正してください。テキストパートを追加し、画像と本文のバランスを取り、リンクを減らし、隠しテキスト、script、フォーム、iframeを削除します。
alt属性、見出しの順序、意味のあるリンク名、言語属性、読みやすいコントラストがあれば、スクリーンリーダーやダークモードでも使えるメールになります。同じ構造は、フィルタにも正当なメールと映ります。
- 失敗: alt属性:画像5点中2点にalt属性なし。
- 失敗: 言語属性:html要素にlang属性がありません。
- 合格: 見出しの順序:見出しの飛びなし。
- 合格: リンク名:曖昧なリンク名なし。
修正
指摘された項目を修正してください。全画像のalt属性、順序どおりの見出し、リンク先がわかるリンク名、html要素のlang、ボタンのコントラスト比4.5:1以上が必要です。
その他のチェック(14)
評価できなかったチェック、配点のない所見、合格したチェックです。
- BIMI3点、DMARCの修正まで0点扱い
BIMIは、ドメインがDMARCを強化(p=quarantineまたはp=reject)してから評価されます。
- スパムスコア4点は対象外
このメールではスパムフィルタ診断を利用できません。
- リンク先掲載状況2点は対象外
このメールではスパムフィルタ診断を利用できません。
- 未評価: ARC:ARCシールはありません。直接送信では通常のことです。
- 合格: HTML/テキスト比:1.8、テキストパートあり。
- 合格: ドメイン掲載状況:acme.example、mail.mcsv.net、mailchimpapp.netはどのブロックリストにもなし。
- 合格: 逆引きDNS:送信IP(198.51.100.24)はmail198.atl51.mcsv.netを指し、正引きで戻り、HELOとも一致しています。
- 合格: 登録年数:acme.exampleは2014年に登録。
- 合格: TLDの評価:.exampleというTLDに特別なスパムの評判はありません。
- 合格: 件名:件名はスパム対策の推奨事項に沿っています。
- 合格: ワンクリック配信停止:設定済みです。https URL付きのList-UnsubscribeとList-Unsubscribe-Postの両方があります。
- 合格: リンク切れ:全6件のリンクが応答。
- 合格: 短縮URL:短縮URLはありません。
- 合格: 添付とサイズ:危険な添付はなく、Gmailの切り詰めしきい値未満です。
- 合格:満点
- 注意:半分(切り捨て)
- 失敗:0点
- 未評価:対象外、または別の修正待ちの間は0点扱い
ヘッダー
配信経路(Receivedチェーン)
送信元から当社受信サーバーまで2ホップ, 総配信時間3s
| No. | From | By | 通信方式 | UTC時刻 | 遅延 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | localhost[127.0.0.1] | mail198.atl51.mcsv.net | ESMTP | 2026年8月18日(火) 14:02:11 UTC | — |
| 2 | mail198.atl51.mcsv.net[198.51.100.24] | inbound-smtp.us-east-1.amazonaws.com | ESMTPS | 2026年8月18日(火) 14:02:14 UTC | 3s |
ホップ1は送信元サーバー(一番下のReceivedヘッダー)です。遅延は前のホップからの経過時間で、*は時計のずれによるマイナス値です。
認証結果
受信サーバー(amazonses.com)の記録です。
mail.mcsv.net
smtp.mailfrom=mail.mcsv.net
mailchimpapp.net
セレクタk1
acme.example
主要項目
まず読むべき送信者・クライアント・経路の項目です。
| Subject | Summer product update |
| From | Acme <hello@acme.example> |
| To | sample@test.palisade.email |
| Return-Path | <bounce@mail.mcsv.net> |
| Date | Tue, 18 Aug 2026 14:02:11 +0000 |
| Message-ID | <sample-20260818@mail.mcsv.net> |
| List-Unsubscribe | <https://acme.example/unsubscribe?u=sample>, <mailto:unsubscribe-sample@mail.mcsv.net> |
| MIME-Version | 1.0 |
| Content-Type | multipart/alternative; boundary="sample" |
全ヘッダー
ヘッダー14行(展開済み)
Return-Path: <bounce@mail.mcsv.net>
Received: from mail198.atl51.mcsv.net (mail198.atl51.mcsv.net [198.51.100.24]) by inbound-smtp.us-east-1.amazonaws.com with ESMTPS id 4s7k2p9q1x for <sample@test.palisade.email>; Tue, 18 Aug 2026 14:02:14 +0000 (UTC)
Received: from localhost (localhost [127.0.0.1]) by mail198.atl51.mcsv.net (Mailchimp) with ESMTP id 9GZ0kP3Sw; Tue, 18 Aug 2026 14:02:11 +0000
Authentication-Results: amazonses.com; spf=pass smtp.mailfrom=mail.mcsv.net; dkim=pass header.i=@mailchimpapp.net header.s=k1; dmarc=fail header.from=acme.example
DKIM-Signature: v=1; a=rsa-sha256; c=relaxed/relaxed; d=mailchimpapp.net; s=k1; h=From:To:Subject:Date:Message-ID:List-Unsubscribe; bh=sample; b=sample
From: Acme <hello@acme.example>
To: sample@test.palisade.email
Subject: Summer product update
Date: Tue, 18 Aug 2026 14:02:11 +0000
Message-ID: <sample-20260818@mail.mcsv.net>
List-Unsubscribe: <https://acme.example/unsubscribe?u=sample>, <mailto:unsubscribe-sample@mail.mcsv.net>
List-Unsubscribe-Post: List-Unsubscribe=One-Click
MIME-Version: 1.0
Content-Type: multipart/alternative; boundary="sample"レポートの問題点を確認
Palisadeが送信元を特定し、修正案を作成します。承認なしには何も変わりません。
認証設定を確認ドメイン診断は無料・カード不要。カード登録で15日間のトライアル開始。
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- 段階、評価、判定
- 段階(高リスク、要注意、良好、優良)が端的な答えで、判定文がその理由を示します。DMARCの失敗、DMARCが合格しない状態でのSPFまたはDKIMの失敗、主要なIPブロックリストへの掲載があると、点数にかかわらず段階は高リスク、評価はFになります。受信側はこれらだけで判断するためです。それ以外では、評価は点数に応じたAからFの文字です。
- 判定スコアと3つの区分
- スコアは100点満点で、高いほど良好です。配点は認証50点、送信元のレピュテーション30点、コンテンツの品質20点です。合格は満点、注意は半分(切り捨て)、失敗は0点です。スコアは評価できた配点に対する割合なので、実行できなかったチェックは除外され、スコアを下げることはありません。
- 優先順に修正
- 失敗と注意のチェックを、改善幅の大きい順に並べます。開くと、サブチェック、読み取ったDNSレコードやヘッダー、メール自体の値を入れた修正内容、根拠となる要件が見られます。点数のチップは修正そのもので得られる点です。他のチェックも評価可能になる場合は、修正の下に記載します。
- 未評価と合格
- 別の修正を待つチェック(BIMIには強化済みのDMARCポリシーが必要)は、その修正まで0点として扱い、その後に合格した場合のみ加点します。実行できなかったチェック(スパムフィルターが利用不可など)は、理由を添えてスコアから除外します。合格したチェックも一覧にし、すでに機能している点がわかります。
- ヘッダー
- 当社の受信サーバーが保存したヘッダーを、 メールヘッダー解析と同じくブラウザ内で解析し、ホップごとの経路、認証結果、送信者ヘッダーを表示します。
上は実例で、実際のテストではありません。ご自身で試すには、 テストアドレスを作成 し、実メールを1通送信。